デザイン、日常にありふれた単語ですが、いざ自分がするとなると右も左も分からないもの。
はじめての人は「入稿」という単語すら初耳なのでは?
入稿とは、デザインや原稿を印刷所に渡すこと。
ここでは、オリジナルTシャツのデザインの入稿方法について学びましょう。

オリジナルTシャツの定番入稿方法3

デザインサンプルを使った入稿

一番簡単なデザイン入稿の方法が『各ショップ提供のデザインサンプルを使う』というものです。
各オリジナルTシャツのショップでは、デザインが苦手な人向けにデザインテンプレートやデザインパーツを用意しています。

デザインテンプレートを使用

デザインテンプレートでは、デザインはほぼ完成されています。
色や文字を変えることで、よりオリジナルなデザインにすることが出来ますのではじめての方でも簡単にイメージを伝えることが出来ます。
どのショップもテンプレートの種類は豊富に用意してあるので、みんなで見ながら選ぶのもアリですね!

デザインパーツを使用

デザインパーツは、スポーツや動物などのショップが用意してあるパーツを組み合わせてデザインする方法です。
パーツの色の変更や拡大縮小はもちろん出来ます。
基本的には簡単にオリジナルTシャツが作れるようになっていますが、テンプレートよりも自由度は高い半面、やや難易度が上がります。
具体的なイメージがないといつまでもまとまらない、ということになるかもしれません。
そんな場合は次のデザインインポートサービスがあるショップに依頼するのがいいでしょう。

デザインサポートサービスを使った入稿

ショップによって呼び名は異なりますが、ほとんどのオリジナルTシャツのショップはプロのデザイナーが在籍していて、手書きのラフスケッチをデータに起こしてくれるサービスがあります。
さらに絵に加えて文字での指示を出すことが出来ます。
大まかな形は絵で描いて、フォントや色、細かいところは文章で説明しましょう。

このときの注意点は2つ。

注意点1:色とフォントは見本から選ぼう

デザインの色とフォントは各ショップの見本から選んで具体的に指定する必要があります。
「明るい赤」と言っても、思っていた以上に暗い赤でデザインされることもあります。
固いフォント、早そうなフォントといっても感覚は人それぞれです。
抽象的な表現をさけて指定するために、見本をよく確認しておきましょう。

注意点2:ショップとのやり取り分の期間を考慮すること

デザインインポートサービスを利用する際には必ずショップとのやり取りが発生します。
そのため、納期に余裕を持ってオーダーした方がいいでしょう。
かかる時間はショップとのやり取り次第ですが、すんなりまとまれば2~3日多めに見積もれば大丈夫です。
ショップとのやり取りの際に、上手くまとめて説明できるように、求める条件等はあらかじめメモなどにまとめておくと間違いがありません。

ソフトでデザインを作成して入稿する

3つ目はソフトを使用して自分で作成したデザインを入稿する、という方法です。
デザインソフトを使うのかそれ以外のソフトを使うのかで、入稿の仕方が異なります。

illustratorやPhotoshopなどのデザインソフトの場合、対応しているバージョンを確認しましょう。
例えば「CS6以下」となっていれば、保存のオプション画面でそれ以前のバージョンに対応するようにして、保存を行えばOKです。

また、テキストのアウトライン化は必ず行って、文字データから画像データに変えておきましょう。
WordやExcelなどデザインソフト以外で入稿する場合、そのデザイン全体が見えるようにスクリーンショットを行い、jpgで保存したデータを入稿します。

どちらにせよ、ショップによって他の指示があることもあります。各ショップの指示に従って入稿してください。
こちらはちょっと専門的な知識が必要ですが、そっち系のスキルがあるなら詳細に指示ができるのでおすすめです。

正確なデータを入稿すれば、スピーディーにオリジナルTシャツが完成します


この中で一番時間がかかるのは、「デザインサポートサービスを使った入稿」ではないでしょうか。
修正のためにショップ側とのやり取りが多く、必ずしも最短で思っているデザインを仕上げてくれるとは限りません。
早くオリジナルTシャツが仕上がるに越したことはないので、どの入稿方法をするにしても、間違いがないように気をつけましょう。